16日は鈴木淑夫さんの『試練と挑戦の戦後金融経済史』について、17日は白数直美さん(NHKエデュケーショナル)のイスラエル・パレスチナ個人旅行レポートを映像つきで聴きました。両日とも20名(一般参加者は10名、当教会信徒は7,8名)近くの集いでした。
鈴木さんのお話は第二次世界大戦後の東京の焼け野原と、多くの浮浪児の話から始まりました。私は小学3年生のとき、父に連れられて小石川の焼け野原と上野駅の浮浪児の群れを見たことがあり、怖いと感じて父の手を握った記憶が蘇りました。その後、父と共に親戚の家を訪ねるため、東京に来ては街の変化に驚かされました。ちょうどその頃からの日本経済の発展とバブル時代までの経済金融政策の学問的分析を聴いて感心しました。ソロモンのバブルの話を重ねて聞いていました。これに関しては後日書き記したいと思っています。
*参加者から、戦後の米国とのつながり、ドル相場の変動とか経済のしくみについて、あらためて聴きたいという要望がありました。
翌17日は白数直美さんの話で心と体とメッセージがつながる感動的な話でした。この場で分かち合うことができず残念ですが、伝えるのではなく、《伝わる》というメッセージの伝え方に内的衝撃を受けています。真の生きた出会いを自分の言葉で語れる道を探りたいと思います。
鈴木淑夫さん、白数直美さん、ありがとうございました。
1.生きる知恵は富の分かち合い
アブラハムの旅:富の蓄積と分かち合いと土地の取得
2.分かち合いの時の欲の質
ノア:未来を読み取る生き方
バベルの塔の物語:力と富への飽くなき欲求の様と滅びの末路
3.王の務め(統治能力・支配者の智慧)と責任
国家成立の背景:成長、繁栄と没落の理由、原因
サウロ王の選出と愚かさ
ダビデ・ソロモンの統治の長所と欠落:繁栄と没落の要因
国民の未来を考える姿勢の欠如
4.国家(政府)が倒れても生き残る知恵
「残りの者」の思想が旧約聖書のメイン メッセージ
アモス書:統治者への警告
イザヤ、エレミヤ、エゼキエルら預言書
5.新約聖書(イエス・キリストの知恵ある生き方)・神の国の福音とは
貧しい時も、悲しい時も、悔しい思いの時も、幸せと思い込んでいる時も
死を覚える時も…・・
「神の国」はどこにあるか?
統治者の心に見えるか?
マタイ福音書5章 山上の垂訓
ルカ福音書6章 平地の説教
問) 見えないお金が蔓延る世の中を生き残る知恵は何処にあるか?
神の福音は、国家の政策と繋がり、個人の喜びと生活と関係があります。
信仰と政治も強い繋がりがあります。責任が問われています。
個人主義と行き過ぎたヒューマニズは、無責任な生き方にはまります。
ポピュリズム、大衆迎合な考え方は自分を不幸の罠に貶めます。
キリストの喜びと感謝の心を深めましょう。